【身体】【魂】【霊】
■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■
◆本日のテーマは性共育です。 初めていらっしゃった方は、
上記【性共育:愛と命が輝くために】(オレンジ色)をクリックしていただくと
前回までの一連の記事をお読みになれます。
◆対象:本日の記事は、思春期のお子様をもつ方、結婚準備中の方
思春期真っ只中の方に役立つようにと考えました。
■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■
●●聖書の言葉●●
「人はその父と母とを離れて、二人は一体となる」
(旧約聖書:創世記 1章 24節)
■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■□□□□□■
本日の聖書の箇所から、ご理解いただきたいことは、
【性の営み】において大切になってくるのは、身体の結びつきと共に
【こころとこころの結びつき】であるということです。
「こころが大切であること」改めていうまでもなく、よくわかっておられる
とおもいますが、聖書では、心をさらに『霊』と『魂』という概念でみています。
上の聖書の箇所で表現されている【一体となる】ものとは、厳密にいうと
【身体】【魂】【霊】の3つを指します。
*******************************
聖書では、【人間】を【身体、魂、霊の統合体】として考えています。
(新約聖書:第1テサロニケ5章23-24節)
そして、その3つの要素は、一つ欠けても人間として存在しえない
まさに三位一体のものとされています。
******************************
【身体】はよくわかります。しかし、【魂】、【霊】となると、どのようなものを
みなさまはイメージされるでしょうか。
英語では【spirit】【mind】【heart】などの言葉があてられたりするもの
なのですが、英語で考えても、実は概念がはっきりしません。
しかし、新約聖書の原語であるギリシャ語でみますと、
概念がはっきり区別できる言葉です。
【身体】は【ソーマ】、【魂】は【プシュケー】、
【霊】は【プニューマ、ゾーエー】
という言葉になります。
*******************************
ギリシャ語が示している各言葉の範囲は
【身体】:心臓の働きによって支えられているすべてのところ
【魂】:人間の『知識』、『情緒』、『意志』面での活動範囲
日本語でいうところの【精神】【こころ】とは
ギリシャ語の【魂:プシュケー】の領域です。
それをもう少し分かりやすく申し上げると【魂】とは、【脳】が統括
しているところの活動領域、と定義することができます。
【霊】:究極的に人間の力、影響が及ばない範囲、
また、目には見えない世界、 【愛】の領域 となります。
*****************************
ギリシャ語でいうところの、【身体】、【魂】、【体】をもう少し具体的に
感じていただくために、『りんご』と『パソコン』に喩えてみます。
すばらしい人間の【身体】【魂】【霊】について、下記のように喩えるのは
すべてを厳密に表現できるものでないので、気がひけまますが、
おおまかに、ギリシャ語の概念を理解していただけるのではと
思っています。
●●りんごにたとえると・・・●●● ●●パソコンにたとえると・・●●●
【身体(ソーマ)】: 『表 皮』 『本 体』 部分
【魂(プシュケー)】:『実、果実』部分 『OS』部分 例:WindowXP
Microsoft Word,Excel他 種々のソフト
【霊(ゾーエー、プニューマ)】:『芯、種』の部分 『電源/電力』、『ユーザー』
*********************************
人間とは、【身体】【魂】【霊】の切っても切り離せない統合体
どの要素が欠けても、その働きは停止してしまうもの
存在しえない存在・・・
また、後日引き続いて、【性の営み】に関連して
【身体】【魂】【霊】について聖書が述べているところをお伝えします。