たとえ約束されたものを手に入れられなくとも
札幌は、朝夕すっかり涼しくなりました。
季節は秋に向かいますね。
ヘブライ人への手紙11章最後のところに
このような記述があります。
「ところで、この人たちはすべて、
約束されたものを手に入れませんでした。神は、
更にまさったものを計画してくださったので、
彼らは完全な状態に達しなかったのです。」
(ヘブライ人への手紙 11章39-40節)
旧約聖書は信仰者の物語、
ケーススタディですが、
聖人君主は、誰一人書かれていません。
失敗しなかった人はなく
みな、弱さを抱えた人間でした。
美化するわけではなく、淡々と
現実がありのまま、書いてあります。
しかし、神様とのかかわりにおいては
彼らの物語は、情熱的であり、
奇跡的であります。
それゆえ有名な物語として読者の
わたしたちの信仰を励まし続けて
います。
彼らの物語は「ハッピーエンド」の場合も
あれば、そうでなかった場合もあります。
彼らの物語は「保留」されているのです。
つづきは「神の国」に繋がっているのです。
希望が残されるかたちで
「保留」されています。
わたくしたちのあゆみは
ヘブライ人への手紙11章に記されることは
ありませんでしたが、
神様はわたしたちひとりひとりの人生に現れてくださり、
現実にかかわってくださる方です。
神の御国でその導きの展開、結末(結果)を
見せていただけることを信じ仰ぎたいと
思います。
◆ひらた